平安時代末期に勧請、三井寺(園城寺)の鎮守
本尊
蔵王権現
三井寺の大門(仁王門)
天台寺門宗総本山である三井寺は、その山号を長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)といいます。
境内の観音堂は、那智山青岸渡寺を第一番の札所とする西国三十三所観音霊場の第十四番札所であります。
三井寺(天台寺門宗総本山園城寺)HP
加えて、み熊野ねっとさんの次の記事などにより、三井寺と熊野の繋がりを感じることができますね♪
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さて、この熊野権現社については、境内案内板に次のような説明がありました。
熊野権現社
智証大師が入唐求法され、法華、密教の奥義を究め大峰・熊野三山に入峯練行された事績に則り平治元年(一一五九年)当地に熊野権現を勧請し三井修験道の鎮神とされた。
現社は天保三年(一八三七年)の再建である。園城寺
祭神の表記がなかったので、参詣後に問い合わせたところ、本尊は蔵王権現であり、吉野の金峯山寺を意識したものであること、お寺の方がとても丁寧にお教えくださいました。
歴史を感じさせる社殿は手入れも行き届き、重厚な雰囲気を漂わせていたした。
(ZOUさん)
No.897
2009.1.20 UP
2021.5.28 更新