もと氷川神社、大正時代に熊野神社を合祀
場所
東大和市清水3丁目786?
JR立川駅より東村山駅行き西武バス乗車、貯水池入口バス停下車、住宅の間の道を徒歩5分ほど。
現在社殿は改築中であり境内に仮宮が設けられている。
拝殿の左側に境内社が一社あったが祭神は不明。
バス停に戻り東に少し進むと、角に清水観音堂がある。
この中には、仏像が二体あり、一体は観音像、もう一体は熊野権現像であり、清水神社ができた時、神社に祀らないで観音堂に祀ったといわれている。
清水観音堂
清水観音堂内部
御祭神
素盞嗚命
大己貴尊
稲田姫命
(旧 氷川神社の祭神)
御由緒
不詳
江戸時代、上宅部の谷戸に建保三年(1214)創建という氷川神社があり、宅部・清水・内堀・日向・境・廻田・後ケ谷、7村の総鎮守であった。
徳川幕府より5石の朱印状をもらっていた。
別当寺は修験道の照林山神宮寺円達院。
大正八年(1919)村山貯水池造成のため現在地に遷座した。
その際、同じ清水村の熊野神社を合祀して社名を清水神社と改めた。
新編武蔵風土記稿の清水村の項には、
熊野社
除地百坪、村の中央成就院の境内後にあり、この辺の鎮守なり。
本社三尺四方、上屋九尺四方、拝殿二間に九尺、共に坤に向ふ。
神体白幣。本地仏は観音にて木の立像。長一尺五寸なるを安す。
前に鳥居をたつ。例祭は九月十九日を以ってせり。
社地には松杉雑樹ありて繁茂す。
とある。
現在の、東京都狭山青年の家辺りに鎮座していたらしい。
(TATSUさん)
No.1413
2011.2.22 UP
2021.7.22 更新
参考文献
- 『新編武蔵風土記稿』