明治末期に合祀されたが、その後再建
場所
JR五日市線武蔵五日市駅下車。
藤原行きのバスはあるが一日数本。今回は小岩より歩くことにする。
50分程で藤原(バス停は藤倉)に到着。ここから惣角沢に沿って登っていく。
林道の終点の手前で沢の方へ少し下ったところ、林の中に鎮座。
腐りかけた木の鳥居の奥に社殿がある。中には天狗の面が掲げられている。
近くの春日神社にも同じような面が掲げられていた。調べると、鯉川鱒太郎という人の作らしい。
近くの春日神社
御祭神
伊弉諾命
(「東京にある山里」平野勝著 参照)
「桧原村史」によれば、祭神は不明。
御由緒
「新編武蔵風土記稿」には、熊野社として「除地二反一畝一五歩、社地二反五畝ばかり」と載っているので、小社とはあるが相当信仰があったようである。
高さ30cm位の木造三体が御神体。
明応元年(1492)に吉川織平が祀子といわれている。
明治四十年六月四日に春日神社に合祀されたが、その後祠が再建されている。
由緒は、「桧原村史」による。
(TATSUさん)
No.946
2009.5.7 UP
2021.7.25 更新
参考文献
- 平野勝『東京にある山里』
- 『桧原村史』
リンク