熊野神社
場所
JR青梅線白丸駅下車徒歩10分ほど。
白丸駅下車後、線路を渡り北に向かう車道を登っていく。
元栖神社は集落の入り口に鎮座している。
拝殿は斜面の石組みの上に建てられている。
拝殿の前は広場になっており、そこに神楽殿があり、その脇には、大イチョウがそびえている。
元栖神社拝殿
境内社は拝殿の右に二棟、むかって右に稲荷神社、左に熊野神社である。
境内からは、斜面に建てられた民家と、奥多摩の山々が見渡せる。
御祭神
宇賀乃魂命、市杵姫命
(熊野神社の祭神
東京都神社庁編「東京都神社名鑑」参照)
御由緒
不詳
「新編武蔵風土記稿」白丸村の項には
熊野社 年貢地二間半に三間、村の中程多摩川よりにあり、
わづかなる社なり、村民の持なり
と記述されている。
また元栖神社は
元栖明神社 年貢地二間半に三間、これも村の中程にあり、拝殿二間に三間半、
例祭正月廿日、六月十五日の両日獅子舞をなせり、これも村民の持なり
と記述されている。
本来、熊野神社は、元栖神社より下の多摩川よりの集落の産土神であったようだが、明治期に元栖神社に合祀されたようだ。
元栖神社境内からの眺め
(TATSUさん)
No.1202
2010.2.9 UP
2020.8.30 更新
参考文献
- 東京都神社庁編『東京都神社名鑑』
- 『新編武蔵風土記稿』