熊野権現・龍爪権現合社
光明寺の門をくぐると正面に本堂が建ち、途中の左手に木々に覆われた小山がある。
この小山の上に熊野権現・龍爪権現合社の石祠と石灯籠が建っている。
「新編武蔵風土記稿」では、
熊野権現・龍爪権現合社、中門を入て左の方小高き處にあり、前に鳥居を建てり。
鳥居は今はない。
光明寺
東急多摩川線下丸子駅より徒歩約10分。
環状8号線と玉堤通りに挟まれた場所にある。
光明寺の歴史は古く、天平年間(729~749)に行基が開創し、真言宗の弘法大師が当地に来て一寺を草創したのが始まりとされる。
真言宗当時は、七堂伽藍を有し寺領も広大で、東の高野山と称された。
のち寛喜年中に善恵証空が当寺を真言宗より浄土宗に改宗した。
光明寺中門
現在の山門は、かっての中門である。
山門の前には、数本の松が残り、参道の面影が残る。
光明寺境内の図
(TATSUさん)
No.846
2008.5.16 UP
2022.7.23 更新
参考文献
- 「新編武蔵風土記稿」