JR青梅線宮ノ平駅下車徒歩5分。
青梅街道に面して鳥居が建つ。四基の鳥居をくぐると境内である。
拝殿は一段高い石組みのうえに鎮座している。境内には土俵もある。
境内社は、拝殿の左右にニ社。
左側には、雨祈神社、八雲神社、愛宕神社が祀られ、右側には、熊野神社、細久保神社、柳久保神社、菅原神社、波登神社、日向神社が祀られている。
和田乃神社御由緒
「新編武蔵風土記稿」日向和田村の項には
三島社 除地一段七畝ニ歩、村の東の方にあり、
神主を岩村日向と云、吉田家支配栗原左衛門が配下なり、
本社は三間四方南向き、上屋二間に四間半、
神体は童形にて駒に跨れり、木像長さ八寸許り、以下略
と記述されている。
日影和田(旧吉野村)と、多摩川をはさんで和田村と称して一村のころ当時和田明神と称した鎮守であった。
多摩川を境として分村し、三島明神と唱えた。
明治維新のさい和田乃神社と改めた。
(祭神ともに「東京都神社名鑑」参照)
熊野神社
熊野神社御祭神
伊邪那美神
事解之男神
速玉之男神
熊野神社御由緒
不詳
熊野神社は日向和田長坂組の社で、昔楯の城の守護神であったという。
「新編武蔵風土記稿」日向和田村の項には熊野神社の記述はない。
(TATSUさん)
No.1207
2010.2.16 UP
2022.9.15 更新
参考文献
- 『新編武蔵風土記稿』