JR青梅線宮ノ平駅より徒歩25分ほど。
下車後まもなく右手に、以前報告した和田乃神社が鎮座している。
この神社にも境内社として熊野神社が祀られている。
和田橋を渡り、吉野街道に出て東に進み、明治橋バス停の先を南に山のほうに上っていくと右手に鎮座。
住宅地図では、「無野神社」として記載されている。
拝殿に掲げられている神額をみると、「熊」の文字が崩された文字で「無」とも読める。
どの地図を見ても、「無野神社」と記載されているが、拝殿を覗くとちゃんと「熊野神社」の文字を見ることができる。
御祭神
伊弉冉命
御由緒
不詳
和田町は、青梅市に編入される以前は、西多摩郡日影和田村であった。
皇国地誌 西多摩郡村誌の日影和田誌において、
熊野社 雑社、社地東西六間、南北七間四尺八寸、面積四十七坪、中略、
久保傳兵衛所有地にあり。伊弉冉命を祭る。鎮祭年月未た詳かならず。
元は熊野権現と称す。明治二己巳年(1869)十月、熊野社と改称す。
と記載されている。
この参拝記は「ワインと模型と神社の徒然」2009年02月20日の項を参考にさせていただきました。
(TATSUさん)
No.1373
2010.11.22 UP
2022.10.15 更新
参考文献
- 『皇国地誌 西多摩郡村誌』