場所
JR鶯谷駅よりすぐ。
ラブホテルと飲食店が立ち並ぶ商店街の中に鎮座しています。
駅のホームからも社殿を見るとができます。
社殿はコンクリートの人口地盤の上に建てられ、一階は飲食店です。
しかし境内に入ると一時喧騒から離れられます。
御祭神
伊佐那岐命(熊野神社祭神、以下は三島神社祭神)
大山積命、上津姫命、下津姫命、身島姫命、和足彦命
御由緒
創立年月不詳、社伝に云ふ、元三島神社は熊野神社なりと、
鎮守三島神社浅草元小揚町に遷座の後、本社遠隔によりて三島大神の分霊を合殿に鎮座す、
此地名三島と云ふに依り、分霊の後ち終に熊野神社を以って元三島神社と称号す。
(祭神、由緒共に東京都神社庁編「東京都神社名鑑」より参照)
遷座先の浅草寿四丁目に、三島神社は現存します。
「新編武蔵風土記稿」金杉村の項には
熊野社 里俗に元三島と呼ぶ、前にいへる三島社地、
寶永年中御用地となり替地を賜はらさる間は、神体を仮に此社内に移置けり、
故に其比より當社を元三島とは称せりとそ
と記述されています。
別当寺は、石稲荷社、三嶽社、第六天社と共に、西蔵寺。
この寺は浅草の三島神社の別当寺でもあります。
(TATSUさん)
No.1205
2010.2.12 UP
2023.10.7 更新
参考文献
- 東京都神社庁編『東京都神社名鑑』
- 『新編武蔵風土記稿』