藤原秀郷(田原藤太)が勧請した熊野神社を当地に遷座したと伝わる
樺崎町堤谷の熊野神社より、樺崎八幡宮を経由して 塩坂峠を越え寺久保の熊野神社を参拝した。
塩坂峠は標高250メートル程度の低い峠であるが、関東ふれあいの道として整備され歩きやすいハイキングコースとなっている。
しかし、北関東自動車道路工事のため取り付きにわかりずらい地点もある。
峠を下り終えた場所、道路工事現場のすぐそばに、 寺久保の熊野神社は鎮座している。
境内には、ふるさと佐野100選の「熊野神社だっこ杉」が見られる。
杉とそねの木が抱き合っており樹齢300年とのこと。
境内には、石祠ならび、少し離れた場所には木の祠が祀られているが祭神は不明。
この神社の注目すべきところは、覆屋の中の本殿である。
流れ造りの側面には細かい彫り物が施されている。
鳥居は社殿の前面にはない。
少し離れた場所に明神鳥居と神明鳥居が連続して建てられていた。
道路工事の都合で移設されたのだろうか。
御祭神
伊弉那岐命
伊弉那美命
御由緒
不詳
伝えによると、田原藤太秀郷が権現堂に熊野三社を建立した。
それを遷座したものと伝えられている。
(祭神、由緒共に「栃木県神社誌」参照)
(TATSUさん)
No.1370
2010.11.19 UP
2021.10.28 更新
参考文献
- 『栃木県神社誌』