奈良時代に明王寺開山の儀丹行圓上人が勧請と伝わる熊野神社
(旧南巨摩郡増穂町舂米1)
秋山の熊野神社から徒歩約1時間で到着。
小林地区との境に赤い一の鳥居、そこから参道を進むと、石造りのニノ鳥居、社殿と続く。
隣接してかって別当寺であった明王寺がある。
社殿は文久二年(1862建立、その当時は明王寺不動堂)は三間半四方入母屋造り向拝・回廊付きで、
柱は檜の丸柱(寺院建築様式)である。
社殿内の厨子にご神体が祀られている(明治の神仏分離以前は不動明王が安置されていた)。
不動明王は現在は、明王寺のご本尊である。
御祭神
速玉之男命
伊弉册命
泉津事解男命
御由緒
由緒は不詳なるも明治五年以前は明王寺の不動堂として神体を合祀せるがその後熊野神社として祭祀なす。
(御祭神ともに「山梨県神社誌」参照)
口碑によれば、この神社の草創は大変古く、およそ1200年前、明王寺の開山である儀丹行圓上人(ぎたんぎょうえんしょうにん)が熊野権現堂を建立し熊野権現の三神を祀ったのが始まりとされています。
(TATSUさん)
No.834
2008.1.20 UP
2021.11.11 更新
参考文献
- 『山梨県神社誌』