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とうけいじんじゃれいたいさい たなべまつり よいみや
闘鶏神社例大祭  田辺祭・宵宮


平成21年7月24日、和歌山県田辺市。県指定無形民俗文化財・闘鶏神社(とうけいじんじゃ)例大祭「田辺祭」を6年ぶりに拝見しました。
田辺祭は今年で450回目を迎える長い歴史を持つ祭典で、24、25日のうち24日が宵宮になり、朝から神輿渡御、お笠曳き回り等の行事が行われます。

今年は夕方から拝見、まず神社前で厄を祓い清めるという「住矢(すみや)」のお笠の中へ。棒にふれると厄祓いになるそうです。
鳥居周辺は浴衣姿の人もたくさんいて出店でにぎわっている中、境内では合気道の奉納演武もありました。

私はお世話になっている方のつてで特別に「暁の祭典」の為の“浦安の舞”のリハーサルを拝見させていただきました。
巫女さん方が舞っていらっしゃるのだと思っていましたが、一般公募の方々による舞なのだそうです。お仕事の後、短い期間に何度も何度も練習を重ねられていたそうで、この日も夜遅くまで練習されていて、田辺界隈の方々の伝統文化への志の高さを感じました。
「暁の祭典」は25日午前4時30分からだそうで、いつか気合を入れて早起きして本番を拝見できたらいいなと思います。

24日の見どころは、笠鉾が旧会津橋の上に一斉に揃うクライマックスの「会津橋曳き揃え」があります。
笠鉾とは山車(だし)の一種で一般に「お笠」と呼ばれ、本町(尉と姥)、栄町(猩生・神宮皇后と建内宿禰)、南新町(新田義貞・須佐之男命・牛若丸・汐くみ)、福路町(日本武尊)、片町(関羽・神宮皇后)、北新町(餅花)、江川町(恵美寿・大黒の2基の他に住矢を出しています)の8基があり、紺屋町は明治22年の大洪水で笠鉾を失った為に大正15年から「衣笠」を出しているそうです。

夜になり、観衆はどんどん増えてきます。闘鶏神社鳥居前でお勤めが行われ、裃姿の氏子さん方が並んで座っていらっしゃいました。
午後7時、法螺貝の音を合図に住矢が巡行路を駆け抜け(住矢の走り)町々が祓い清められ、午後8時45分過ぎ、神社から出発した笠鉾は商店街を通って会津橋へ。
巡行中の笠鉾の幕の中ではお囃子の方々がずっと演奏をされていて、暑さや揺れの中で演奏されるのはさぞ大変なことだろうと思いました。

銀座商店街沿道には篝火が焚かれ、河川敷や橋の上には沢山の人出があり、現地の方によるアナウンスで解説が流れていました。
夜9時30分頃になると会津橋曳き揃えで橋の上に笠鉾が一列に並び、光が川面に映えてそれは見事な光景でした。
戻り囃子で各町に笠鉾が帰ってゆき、翌25日早朝の「暁の祭典」から夜の「曳き別れ」まで田辺祭は続きます。

25日の様子はこちらをどうぞ
http://www.mikumano.net/photo/30.html

参考文献:田辺笠鉾協賛会発行「田辺祭・笠鉾巡行」パンフレット
参照URL:
田辺探訪・田辺祭



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2009.7.27UP

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