紀伊大島に春を告げる海の祭り
水門祭(みなとまつり)は、毎年2月11日に行われる水門神社(みなとじんじゃ)の例祭です。 和歌山県の無形文化財に指定されています。
水門神社の祭神は誉田別命(ほむたわけのみこと=応神天皇。第15代天皇)。
誉田別命が謀反者を成敗するために南海に出船した際に大島沖にある小島・通夜嶋(つやじま)で一夜を明かし、これを知った大島浦の住民は舟を出し、誉田別命を大島浦に迎え入れた、と伝えられます。その伝承を再現したといわれるのが水門祭です。
御的(おまと)、大座(おおざ)、渡御(とぎょ)、櫂伝馬競漕(かいでんまきょうそう)、つるの儀、鏡取り、獅子舞など、多彩な行事が水門神社や大島港で終日くりひろげられます(私が見たのは昼頃から夕方4時頃まででしたが)。
見ていて、すばらしいお祭りだと思いました。子供や若者が地域の文化を継承しているのがすばらしいです。
水門祭のスケジュール
以前は2月10日に宵宮、2月11日に本宮が営まれていましたが、2015年から2月の第2金曜日に宵宮、土曜日に本宮が営まれるようになりました。
宵宮 2月第2金曜日
- 宵宮 19:00
本宮 2月第2土曜日
- 御前の儀 09:00
- 御的の儀 09:30
- 大座の儀 10:30
- 神幸の儀 12:00
- 渡御の儀 12:30
- 櫂伝馬競争 13:30
- つるの儀 14:00
- 当船の入港 15:30
- 納鏡の儀 18:00
(てつ)
2007.2.13 UP
2020.2.7 更新
参考文献
水門神社へ
アクセス:JR串本駅から「樫野埼灯台口行」の熊野交通バス約15分「大島港」下車すぐ
駐車場:無料駐車場あり
(櫂伝馬競漕、つるの儀、鏡取りなどは大島郵便局の南、大島港で行なわれます)