■ 熊野の本 | |||||||||||||||||
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◆ 宇河弘樹『朝霧の巫女』(4) YKコミックス(少年画報社) |
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レビュアー:てつ 「平成稲生物怪録」と副題された学園ラブコメ伝奇漫画。 まだ物語の輪郭が明らかにはされていないので、はっきりとしたことは言えませんが、天津神に与する勢力と国津神に与する勢力との争いが根底にあるようです(あるいは北朝に与する勢力と南朝に与する勢力との争いか)。そのどちらの勢力からも忠尋は必要とされます。審神者の少年が戦いの鍵となるらしいです。 四巻の第十三話の(5)では三本足のカラス、八咫烏(やたがらす)が登場し、第十五話の(6)では、楠木正志(くすぎまさし)という忠尋の級友が忠尋に「お守りの札だ」と言って、熊野本宮の牛王宝印を渡していました(サイズが実物よりだいぶ小さかったですが)。 忠尋と柚子の二人の淡い恋が微笑ましくて、いいです。 『朝霧の巫女』を読むにあたっては、『妖の寄る家―宇河弘樹短篇集』(YKコミックス、少年画報社)に収録されている「昭和霊異記」3部作を先に読まれることをお勧めします。 宇河弘樹『朝霧の巫女』(7):熊野の本 (てつ) 2004.1.20 UP |
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宇河弘樹さんの著作
「朝霧の巫女」DVD
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