宮戸村の総鎮守であった熊野神社、明治末に合祀されたが戦後再興
場所
朝霞市宮戸4丁目3-1?
東武東上線朝霞台、JR武蔵野線北朝霞駅より徒歩約20分。
朝霞浄水場の北、新河岸川の近く、道路に面して石垣の上に鎮座。
新編武蔵風土記稿では、
熊野社、除地一段五畝村の中央にあり鎮座の年暦詳ならず。
当所の惣鎮守なり。村内宝蔵寺持
と記録されている。
宝蔵寺はすぐ近くに現存する。
境内にはこの神社の歴史を示すかのように多くの境内社の祠が祀られている。
二の鳥居には文久元年(1861)、石灯篭には天保十三年(1842)の銘がある。
御祭神
伊弉諾尊,伊弉冉尊
御由緒
由緒は不詳であるが、明治40年に田島村神明社とともに浜崎の氷川神社に合祀され、三社の村社にちなんで三柱神社とされた。
旧地の社殿は三柱神社遙拝所として残されたが、戦後宮戸地区の念願であった三柱神社からの熊野神社返還をうけ再興。
(御祭神・由緒ともに「埼玉の神社」参照)
(TATSUさん)
No.752
2007.8.28 UP
2021.9.12 更新
参考文献
- 埼玉県神社庁編『埼玉の神社』