明治末に熊野神社を合祀
場所
朝霞市宮戸3丁目9-1?
JR武蔵野線北朝霞駅から武蔵野線線路沿いに進むこと約10分ほど。
線路と道路1本隔てた台地の上に鎮座。
氷川神社
安政の奉納の鳥居には「天下泰平」「国土安穏」と刻まれている。
境内には「浜崎会館」がある。
氷川神社境内社
鳥居をくぐると左側に、「塩竈神社」の祠、氷川神社拝殿の右側に、「護国神社」の祠と 「熊野神社」「琴平神社」「稲荷神社」三社の祠が祀られている。
祠の中には本殿が3社、奥に1社、手前に2社配置されている。
祠の神額が「正一位稲荷神社」であり、また狐の眷属があることから見て、奥の本殿が稲荷神社らしい。
そのほか「地里神社」「稲荷神社」の石祠が祀られている。
また、拝殿の左側には、「御嶽(おんたけ)神社」と「御嶽(みたけ)神社」の祠が祀られている。
熊野神社御祭神
家都美御子(境内社掲示による)
御由緒
氷川神社の創建年代は不詳。
室町中期には存在があきらかにはなっている。少なくとも延徳三年(1491)以前とされる。
明治42年に宮戸の熊野神社(以前投稿した宮戸神社)と田島の神明神社を合祀した際に三柱神社と改称。同時に近隣の小社も合祀している。しかし戦後両社は旧地に戻った。
しかし、「新編武蔵国風土記」にも熊野神社の記載は見つからなかった。
(TATSUさん)
No.1548
2012.3.12 UP
2021.9.12 更新
参考文献
- 埼玉県神社庁編『埼玉の神社』