日野沢大神社 奥社・大山神社
白岩の熊野神社より徒歩約1時間。
途中で秩父市より皆野町に変わる。
山の斜面に広がる農村風景が美しい。
さらに進むと、秩父鉄道皆野駅からの町営バスの終点西立沢に至る。
バス道をさらに進むと、バス停西門平で、山際に社殿が遠望される。
ようやく日野沢大神社の奥社に到着した。
御由緒
従来、上日野沢門平耕地では、平将門の崇敬があったと言い伝えられている大山祇命を祀った大山大神社を崇敬していた。
しかし明治期に神社合祀令により日野沢の十七耕地の総鎮守として無格社の合祀の為、日野沢神社が下日野沢に創建された。
その後、大山大神社は、日野沢神社と合併し日野沢神社の奥社とされ、日野沢神社は日野沢大神社と社名変更された。
境内社
朱色の木の鳥居をくぐり石段を登ると正面に境内社がある。
拝殿はそこを左に曲がった所に鎮座、
正面に神楽殿が建ち、裏には稲荷神社の祠がある。
境内社は石積みの上、山の斜面にある。
合殿で、愛宕神社、熊野神社、秋葉神社、皇大神社、諏訪神社、三島神社、七社権現神社が祀られている。
熊野神社
熊野神社御祭神
不詳
熊野神社御由緒
不詳
「新編武蔵風土記稿」上日野沢村の項には
十二天社 例祭三月十五日、小名西立沢の鎮守なり 村民持
○三島社 例祭九月十九日、小名東立沢の鎮守、村持
○熊野社 例祭七月廿七日、小名門平の鎮守なり、村民持
○七所権現社 例祭六月十五日、小名奈良尾の産神なり、村持
と記述されている。
記述された、三島社、熊野社、七所権現社は現奥社に合祀されたようだが、十二天社が旧大山大神社かどうかは判明しなかった。
(TATSUさん)
No.1193
2010.1.25 UP
2024.2.18 更新
参考文献
- 『新編武蔵風土記稿』