小田急多摩線多摩センター駅より、多摩都市モノレールに沿って北方に進む。
堰場交差点から野猿街道を少し西に進み、
右折した天野公園の先に林を背にして鎮座。
以前投稿した、東中野497の熊野神社からも近い。
この神社は、ゼンリン住宅地図では天野三社の所に四角くかこって以下の三社の名前がある。(「榛名社」「御嶽社」「熊野社」)
ただNETの地図では「御嶽社」とだけ表示されている。
御祭神
不詳
御由緒
不詳
「新編武蔵国風土記稿」の中野村の項には
熊野社 村の鎮守 紀州熊野本宮を勧請せり、別当 金住院(抜粋)
の他、
那智社 無年貢地、凡三間四方、同所の東にあり、前の本宮のちなみによりて、下の新宮もあわせて、三社を祀りしなるべし、小社なり、棟札に寛永十八年とあり、この時の勧請なるが、本地は観音なり、百姓平左衛門の持ち
とあり、さらに
新宮社 無年貢地、凡五間四方、これも同邊にあり、本地は薬師なり、小社にて棟札に万冶三年とあり、百姓七朗右衛門持
とも記述がある。
また明治三年の村明細帳の中野村の項には、神社として「鎮守 熊野社」の他、「那智熊野社」「新宮熊野社」「住吉明神社」「駒形社」「蔵王之社」「神明大神社」の存在が記述されている。
明治初期までは、この中野村に、本宮(熊野神社)、那智、新宮の熊野三社が祀られていたようだ。
「天野三社」には上記の、「那智熊野社」が合祀されていると思われる。
また西方には、「天野薬師」も祀られており、これも上記の「新宮熊野社」と関係あるのかもしれない。
熊野速玉大社護符
(TATSUさん)
No.1581
2012.5.13 UP
2020.5.19 更新