奥多摩湖に沈んだ旧小河内村の九社を合祀して創建
場所
JR青梅線奥多摩駅より、丹波、小菅方面行き西東京バス乗車、バス停小河内神社下車徒歩10分。
ダム湖に突き出た半島の高台に鎮座。
一の鳥居より60数段登ったところが境内である。
小河内神社一の鳥居
ダム建設のため旧青梅街道は、12.3キロが水没した。
小河内村の十四集落と山梨県丹波山村鴨沢と小菅村金風呂の945所帯が移転させられた。
十四集落とは、熱海、出野、原、湯場、河内、青木、南、岫沢、本田、麦山、川野、小留浦、坂本、日指の各集落である。(小河内村は明治22年に原、河内、川野、留浦の4村が合併して成立)
途中参道より、かって集落があった水没地区がよく展望できる。
小河内神社参道からの眺め
御祭神
天照皇大神
広國押武金日命
伊弉那美命
貴船大神
大山祇神
火産霊神
速玉男命
事解之男命
高皇産霊神
熊野三神
加茂別霊神建速須佐之男命
小河内神社二の鳥居
小河内神社拝殿
御由緒
小河内貯水池建設の為水没した旧小河内村に祀られていた九社十一祭神を勧請して創建された小河内地区の鎮守神である。
九社とは、温泉、金御岳、箭弓、貴船、愛宕、熊野、御霊、加茂、御岳の各神社である。
この中の多くは合祀後も移転して各集落に現存している。
(祭神、由緒は東京都神社庁編「東京都神社名鑑」参照)
(TATSUさん)
No.1213
2010.2.24 UP
2020.6.12 更新
参考文献
- 東京都神社庁編『東京都神社名鑑』