「日本の滝100選」に選ばれた熊野を代表する名瀑
新宮市相賀（おうが）の桑ノ木谷にある直瀑、桑ノ木の滝。「日本の滝100選」に選ばれた滝です。
国道168号線から高田川に沿って走る県道230号線に入り、５分ほど車を進めます。
「相賀」バス停近くに車を止め、高田川にかかる橋を渡り、遊歩道を歩いていきます。途中、相賀八幡神社の前を通り、杉林のなかを沢沿いに歩くこと、約15分。
落差21m、落ち口の幅8m。
滝の前に立つと、さすが「日本の滝100選」。美しい滝です。しばし時を忘れて眺めていました。
桑ノ木の滝という名前は、むかし滝の周囲に桑の木がたくさん生えていたことに由来するそうです。
熊野から日本の滝100選に選ばれた滝は和歌山県側から３つ、三重県側から１つ、合わせて４つあります。 和歌山県はこの桑ノ木の滝と、那智勝浦町の那智大滝と白浜町の八草（はそ）の滝。三重県は熊野市の布引の滝。
その４つの中で一番落差の低い滝が桑ノ木の滝です。その分近くで滝を眺めることができます。水の流れに変化があり、真っ直ぐに落ちる滝とは違う趣があります。
県道をもう少し行くと、高田グリーンランド・雲取温泉があります。高田グリーンランドは市営の宿泊研修施設ですが、温泉のみの利用もできます。高田グリーンランド・雲取温泉のHPはこちら。
※ ※ ※ ※ ※
@masa5900さんの写真。岩ツツジ咲く桑ノ木の滝。
水の流れと、岩に生えた苔と岩ツツジ。苔の緑に赤い岩ツツジの花が映えます。
この岩ツツジが咲くのは６月下旬頃。
動画
動画を作りました。2分20秒ほどの動画です。ぜひご覧ください。
(てつ）
2002.11.28 UP
2011.6.26 更新
2019.12.13 更新
2021.8.9 更新
参考文献
- 小坂橋淳『紀州の滝340』紀伊民報社
鼻白の滝へ
アクセス：JR新宮駅から熊野交通バス高田行きで、相賀（おうが）バス停下車、徒歩15分
駐車場：駐車スペースあり