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  たまきじんじゃ  れいたいさい
  玉置神社 例大祭


平成20年10月24日、奈良県十津川村。霧雨の中、玉置神社例大祭が斎行されました。

お祭り前の神社駐車場周辺には数台のバスが停車し、駐車場内も満車の状態。屋台や参列者でにぎわう参道入口を神社本殿へ向かうと駐車場から10分ほどで玉置神社に到着します。境内に入ると天狗(役の大人)に出会い、短いササラのようなもので肩を祓われました。お多福役の人もあとで鈴を用い、参列者を祓っていました。

午前9時30分から本殿で例大祭がはじまり、献饌、祝詞奏上、男性神職による舞の奉納(緋袴で舞をされます)等の儀式が行われ、参列者の玉串奉納が終わると本殿前から御神輿が出発。近くの御旅所まで渡御します。

御神輿が御旅所に向かって鳥居をくぐる頃、社務所下で西川第一小学校の児童による獅子舞の奉納が始まりました。獅子(中に4人の男子児童が入っている)と天狗(こちらも児童)とお囃子の先生は最後に一緒に石段を上り、本殿前で舞を奉納されました。

そして国指定重要無形民俗文化財である西川区踊り保存会「西川大踊り」の奉納、北海道の新十津川町から獅子神楽保存会による力強い「獅子神楽」の奉納(新十津川町無形文化財、伝承元は富山だそうです。こちらも最後は本殿前で奉納されました)、OMC十津川太鼓倶楽部「鼓魂(こだま)」の太鼓演奏奉納が行われ、
伝統芸能の奉納が行われている場所(社務所下)から鳥居をはさんだむこうでは聖護院門跡による採燈護摩奉納がありました。

護摩奉納の場所の奥の建物では弓神楽の奉納があり、初穂料を納めると弓神楽によるお祓いを受けられ「熊野成(くまのなる) 玉置宮(たまきのみやの) 弓神楽(ゆみかぐら) 弦音須礼波(つるおとすれば) 悪广退散(あくましりぞく)」と書いたお札をいただく事ができます。
この弓神楽は太鼓に合わせて男性神職さんが烏帽子に緋袴で弓を手に持ち舞をされるという珍しいもので、屋内にある木の的に向って弓を放ちます。玉置神社は基本的に女性の巫女さんを置かず、代々男性神職さんがこの神子舞を舞われてきたのだそうです。

祭の最後はやはり“餅まき”。高い所にある本殿の前から石段下横の参列者にむかってたくさんのお餅がまかれ、玉置神社例大祭は無事終了いたしました。

(玉置神社N様:有難うございました。)

参考URL:玉置神社公式HP十津川村観光協会HP

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2008.10.25UP

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