熊野に来て熊野三山だけをめぐってお仕舞いというのはとてももったいないです。ぜひ、その元宮や古宮(大斎原・神倉神社・那智の滝)も訪れてください。
名古屋方面から鉄道・高速バスでお越しで、バスを利用する場合。
1泊2日。1日目に新宮・本宮をめぐり、本宮で宿泊。2日めに那智をめぐり、帰途につく。
1日目
JR新宮駅
↓ 徒歩15分
熊野速玉大社
↓ 徒歩15分
神倉神社
↓ 徒歩15分
JR新宮駅(時間のゆとりがあれば、駅から徒歩10分の阿須賀神社なども)
↓ 熊野交通バスまたは奈良交通バスなどで約1時間20分、本宮大社前バス停下車、徒歩5分
熊野本宮大社
↓ 徒歩10分
熊野本宮大社旧社地「大斎原」
本宮で宿泊(湯の峰温泉・川湯温泉・渡瀬温泉など)
2日め
本宮
↓ 熊野交通バスまたは奈良交通バスなどで約1時間20分、新宮駅バス停下車
新宮駅
↓ 熊野交通バス勝浦駅行きで約40分、那智駅下車(またはJRで)
JR那智駅
↓ 徒歩5分
熊野三所大神社&補陀洛山寺
↓ 徒歩5分
JR那智駅
↓ 熊野交通バス那智山神社お寺前駐車場行きで約20分、神社お寺前バス停下車、徒歩10分
熊野那智大社&那智山青岸渡寺
那智の滝(飛瀧神社)
↓ 熊野交通バス勝浦駅行きで約25分
JR勝浦駅
帰途につく
2日め、時間のゆとりがあれば、熊野古道「大門坂」を歩いたり(大門坂駐車場バス停から熊野那智大社まで徒歩40分ほど)、あるいは妙法山阿弥陀寺を訪れたり(那智山青岸渡寺から徒歩30分ほど)することも。
- 熊野速玉大社(和歌山県新宮市新宮)
熊野三山のひとつ。神倉神社が元宮だとされます。
- 神倉神社(和歌山県新宮市神倉)
熊野の神が熊野において最初に降臨した場所。そのため神倉神社は熊野根本大権現とも呼ばれました。お燈祭りが有名。源頼朝寄進と伝わる鎌倉積みの石段と、ゴトビキ岩がすごい。
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阿須賀神社(和歌山県新宮市阿須賀)
背後の円錐形をした神奈備山を御神体とします。その神奈備山の名は蓬莱山。境内摂社に徐福の宮、阿須賀稲荷神社。阿須賀稲荷神社は古くは三狐神(みけつかみ)を祀っていたようです。奈良県十津川村の玉置神社の『玉置山権現縁起』に、三狐神は「天狐・地狐・人狐」で熊野新宮の飛鳥(=阿須賀)を本拠とし、その本地は極秘の口伝であると記されています。
- 熊野本宮大社(和歌山県田辺市本宮町本宮)
熊野三山のひとつ。
- 熊野本宮大社旧社地「大斎原」(和歌山県田辺市本宮町本宮)
明治22年(1889年)8月の水害時まで熊野本宮大社があった場所。熊野川・音無川・岩田川の3つの川の合流点にある中洲。上皇や女院、貴族、武士、庶民達がはるばると目指したのが、この場所でした。
- 熊野三所大神社&補陀洛山寺(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜の宮)
補陀落渡海の根本道場、補陀洛山寺。
- 熊野那智大社&那智山青岸渡寺(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山)
熊野三山のひとつ。もともとは那智の滝を神とする自然崇拝からおこった社。
- 那智の瀧(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山)
滝もとには飛瀧神社が鎮座。神社とはいっても本殿も拝殿もなく、滝を直接拝む形になります。滝が御神体の神社。かつての熊野の自然崇拝の有り様を今に伝えている神社のひとつです。
- 妙法山阿弥陀寺(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町南平野)
弘法大師空海が創建したと伝えられる真言宗の古刹。女人禁制の高野山の代わりに女性が多く参詣したので、女人高野と呼ばれました。熊野古道最大の難所、本宮へ向かう「大雲取越え・小雲取越え」の出発点でもあります。
お車、または新宮からレンタカーをご利用できる場合(駅レンタカー新宮営業所。紀伊勝浦の営業所で乗り捨て可能)、移動時間を短縮できるので、寄り道することも出来ます。
熊野三山とその元宮、古宮をめぐる旅(東京方面から飛行機+バス)
熊野三山とその元宮、古宮をめぐる旅(京阪神方面から鉄道+バス)
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(てつ)
2009.9.4 UP
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