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室町中期に若一王子を勧請

JR東海道線二宮駅南口より比奈窪行きバス乗車、下中小学校前バス停下車徒歩20分ほど。
途中の沼代桜の馬場からは遠くに丹沢の山が望まれる。
さらに進むと、道路に面して鳥居が立ち、石段を登ると山を背にして境内である。
左右にスギとナギの大木がある。
別当であった真言宗福泉寺、吉祥院は近くに現存している。

御祭神

伊弉册尊

御由緒

　「新編相模国風土記稿」の沼代村の項には、

若一王子社　村の鎮守とす。地蔵弥陀観音の像三体を神体とす。　
宝徳元年（1449）の勧請と云、当時の棟札今に蔵す。中略　
天文十一年再興の棟札あり、其後再造ありしは、天正十九年、寛永二年等なり、
別当　吉祥院福泉寺の両寺なり。

鎌倉時代初期の資料の白髭記に、「若一王子大権現」とも記されており、相当の古社である。
熊野十二所権現の中の五所王子の第一位の 「若一王子」が祀られたと思われる

（祭神、由緒共に「神奈川県神社誌」参照）

（TATSUさん）

No.1389

2010.12.25 UP
2020.8.20 更新

参考文献

• 『神奈川県神社誌』

神奈川県小田原市沼代

読み方：かながわけん おだわらし ぬましろ

郵便番号：〒256-0801

小田原市HP

小田原市 - Wikipedia
小田原市（おだわらし）は、神奈川県西部の市である。国から特例市に指定されている。