明治初めに2社の熊野社を合祀
場所
JR川井駅より徒歩で山道を進むこと約30分。
西東京バスの北川橋の手前より急な山道を登っていく。
大丹波の集落を見渡せる高台に青木神社は鎮座している。
青木神社は、村内の子権現社、熊野社、惣岳社、白髭社のほか、いま一つの熊野社、八幡社の六社を合祀して明治五年創立された神社である。
以前、子権現社があった場所に建てられている。
しかし合祀された神社は、一部を除いて現存し地元の人々に崇敬されている。
この神社の獅子舞はよく知られている。
(青木神社獅子舞)
大丹波より成木、名栗へ伝播したといわれる。
間には高山が横たわっているが峠を越えて伝わったようだ。
その峠も現在廃道になっているものも多い。
青木神社遠景(雪のない季節)
御祭神
素盞嗚命(青木神社)
御由緒
不詳
「新編武蔵風土記稿」大丹波村の項には
子権現社 見捨地十五坪、村の南の方にあり、祠は三尺四方、
拝殿二間半に五間、上屋九尺二間、例祭二月十五日、村民持
と記述されている。
また、熊野神社に関しては、
熊野社 年貢地十二坪、村の中程にあり、小祠なり
と記述されている。
(TATSUさん)
No.1210
2010.2.20 UP
2020.8.30 更新
参考文献
- 『新編武蔵風土記稿』