■ 創作童話

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★ 我が輩は鵯(ヒヨドリ)である。(その13)   (正和 作)


 我が輩は鵯である。


我が輩は鵯である。(その13)       (正和)

 

   「しばのはち」の針金橋(吊り橋)

それから在所から「敷地」や「大峰」に行くための吊り橋があり、番線を束ねて橋桁を吊っていたので針金橋と呼んでいた。奥様の今は亡きお父様も牛を追ってこの橋を渡ったのだと言う。

そう言えば我が輩の祖父や祖母もよくこの吊り橋の上で休んだと話をしていたのを思い出した。御主人様の若い頃、お盆などにはこの橋の上で夕涼みをしながら、恋人同士が愛を語らう場所だったそうです。

その吊り橋も今は昔の物語となってしまいました。
時代の流れは四村川の流れの様に、止まる事無く流れ去るのか……

変わらぬもの。それは橋のたもとのお地蔵様で、今、国道の側にKさん一家の方達がいつもお花をお供えしてお祭りし、赤い胸当てを付けて静かに立っています。

我が輩は鳥であるが、感慨深く皆地橋を見上げた。
しばらくしてピー子さんが「向こうに滝があるよ」と言うので、みれば「滝尻」と言う所に一条の滝が見える。

歴史に感心のある御主人の話によれば今から6万年前から8万年前には四村川はここから皆地の里の鏡山を回ってすぐ下手にある「谷口」まで流れていたそうだ。

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 このお話は、私が最近知り合った本宮町に在住の正和さんという方の創作童話です。
 正和さんの許可を得て、こちらに転載させていただくこととなりました。
 今回のお話は、正和さんがお住まいの皆地(みなち)を舞台にした物語です。

 皆地には皆地生き物ふれあいの里があります。
 皆地いきものふれあいの里では、約20ヘクタールの敷地のなかに「ふけ田」と呼ばれる湿田や森林があり、約600種類もの動植物を観察することができるそうです。観察室、標本展示室を備えた「皆地いきものふれあいセンター」も併設。駐車場あり、入場無料。

和歌山県田辺市本宮町皆地の観光名所

(てつ)

2009.7.4 UP

 

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