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◆ プチ熊野古道歩き「大日越」(だいにちごえ) 熊野本宮→湯の峰  和歌山県田辺市本宮町


 本宮から大日山を越えて湯の峰温泉へ向かう熊野古道「大日越」。
 距離は短いですが、上り下りが急なので、足腰に不安のある方には厳しいかもしれません。

 今回、熊野本宮大社から湯の峰温泉に向かいましたが、湯の峰温泉から本宮に向かってもいいです。

 なお左のコースタイムは、今回の私の時間ではなく、一般的な時間を記しています。また所要時間には休憩時間・見学時間・参拝時間などは含んでおりませんので、その点はご注意ください。

大日越熊野古道

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熊野本宮大社近辺の熊野古道「赤木越」

● 熊野本宮大社→ 湯の峰温泉(約1時間20分コース)

本宮大社前バス停 → 熊野本宮大社旧社地 → 大日越登り口 → 月見岡神社 → 鼻欠け地蔵 → なべわり地蔵 → 湯峰王子湯の峰温泉バス停

熊野本宮大社へのアクセス
・JR新宮駅から熊野交通バスなどで1時間15分、本宮大社前下車。
・JR紀伊田辺駅から龍神バス(1日に3便)で2時間、本宮大社前下車。
 もう少し詳しいアクセス情報はこちら

 熊野古道「中辺路(田辺〜熊野本宮〜湯の峰)」沿いの宿泊施設


 熊野三山巡拝の後、あるいは本宮参拝の後、湯の峰温泉に行くことは中世からありました。温泉で旅の疲れを癒したのでしょう。
 近世になると、本宮に着くと、宝前に奉幣する前に湯の峰に行き、湯の峰で湯垢離(ゆごり。湯で心身を浄めること)した後に、本宮に奉幣するということも行われました。

 熊野古道「中辺路」を歩いてきた場合、口熊野と奥熊野の境界が三越峠(みこしとうげ)となりますが、三越峠から本宮へは二つのルートがありました。

 ひとつは、三越峠から発心門王子などを経由して本宮まで向かう中世の熊野御幸のルートで、これを本街道といいました。いま、普通に熊野古道「中辺路」といった場合、このルートを指します。

 もうひとつのルートは、近世に利用されるようになったもので、三越峠から「赤木越(あかぎごえ)」で湯の峰に到り、湯峰から「大日越」で本宮に向かうというルート。
 これを裏街道といいましたが、現在は三越峠から献上(けんじょう。この地名は一遍上人に由来する)までの道が崩土のためほとんど通行できないため、船玉神社の近くまで本街道を利用し、そこから献上へ上がり、湯の峰へ向かうようにしています。

 この裏街道は、那智山の如意輪堂(今の青岸渡寺)を第一番札所とする西国三十三ケ所観音巡礼が盛んになると、三十三ケ所観音巡礼のメインルートとなります。
 西国三十三ケ所観音の巡礼者は伊勢参拝の後、「伊勢路」で新宮へ。新宮参拝の後、那智を参拝し、「大雲取越・小雲取越」の険路を越えて本宮へ。本宮からは「大日越」で湯の峰へ。湯の峰からは「赤木越」で三越峠まで行き、そこからは「中辺路」で田辺まで行き、第二番札所の紀三井寺へ向かいました。

 熊野本宮大社例大祭の「湯登神事(ゆのぼりしんじ)」の行列は、湯の峰温泉での湯垢離の後、湯の峰を出発し、この道を通って本宮に向かいます。

 さて、それでは、熊野古道歩きレポート。
 12:15、本宮大社前バス停を出発(本宮大社前バス停までのアクセスはこちら)。
 12:20、熊野本宮大社旧社地
 12:30、旧社地を出発。音無川に架かる橋を渡り、鳥居を潜り、国道168号へ。この168号沿いにある旧社地の鳥居の傍に謡曲「巻絹」で語られる音無天神の梅があったらしいです。

熊野本宮大社旧社地

 168号沿いに歩き、岩田川に架かる橋を渡り、右折。

大日越

 12:35、大日越登り口。ここから民家の前や横を通って石段を登ります。

大日越

 旧社地が見えます。

大日越

 杉桧の林のなかに入ります。

大日越

 木を横に渡した階段。

大日越

 12:50、1番の道標。500mおきに立てられています。湯の峰まではあと1.5kmほど。

大日越

 12:53、この下で行者が修行したといわれる岩。

大日越

 この辺りからちらほら大きな木が混じります。遠目から見るとヒメシャラのように見える桧が。桧皮ぶきに使うそうです。

大日越

 12:56、大日堂と月見岡神社。月見岡神社は石祠のみです。下の画像の右下にある石祠が月見岡神社。4月13日の湯登神事の際にはここで神事が執り行われます。

大日越

 1:08、この辺りから道がなだらかに。大日堂&月見岡神社を離れるとまた木が小さくなります。

大日越

 1:12、2番の道標。

大日越

 1:14、南無阿弥陀仏と彫られた石碑。時衆に関係するものだと思われます。

大日越

 近くに鼻欠け地蔵。鼻欠け地蔵というよりも顔欠け地蔵という感じですが。

鼻欠け地蔵

 鼻欠け地蔵の辺りから道は下りに。

鼻欠け地蔵

 1:27、3番の道標。

大日越

 1:36、湯の峰の民宿などの屋根が見えます。
 1:40、湯の峰王子。「峰の湯に今日はあるなり花盛り」の高浜虚子の句碑もここにあります。湯登神事の際にはやはりここで神事が執り行われます。

湯の峰王子

 「不動の滝」の案内板があったので、古道からは逸れますが行ってみます。仁徳天皇の御代に裸形上人がこの滝で苦行し、東光寺の本尊である湯の花化石薬師如来を感得し、東光寺を開基したとの伝承があります。写真はうまく撮れませんでした。
 1:54、古道に戻ってきます。

 1:56、硫黄の匂いがします。

大日越

 裸形上人開基と伝わる東光寺。

大日越

 1:59、湯の峰温泉バス停に到着。
 湯の峰温泉では、世界で唯一の入浴できる温泉をご堪能ください。

 ◆ 参考文献

『熊野古道ガイドマップ』財団法人 世界リゾート博記念財団 
観光案内所などに置かれている熊野古道のガイドマップ
宇江敏勝監修『熊野古道を歩く』山と渓谷社

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本宮から湯の峰へ
大日越コースタイム
(約3km;約1時間20分)

本宮大社前バス停
  
(5分)
熊野本宮大社旧社地
  
(5分)
・大日越登り口
  
(0.6km;20分)
・月見岡神社
  
(0.4km;15分)
鼻欠け地蔵
  
(0.8km;30分)
湯峰王子
  
(0.2km;5分)
湯の峰温泉バス停

 本宮町での宿泊については、
本宮の宿泊施設
をご覧ください。

■「大日越」レポートのあるサイト
● 岬の展望台
 ◎ 熊野古道(大日越え・赤木越え)

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(てつ)

2003.6.19 UP
2005.12.17 更新
2008.11.29 更新

 


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