■ 創作童話

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★ 我が輩は鵯(ヒヨドリ)である。(その7)   (正和 作)


 我が輩は鵯である。


我が輩は鵯である。(その7)       (正和)

 

   四村川

30度を越える暑さになると、着て居る純毛の服も脱ぎ捨てたくなって来る。

御主人達は寒い時には何枚も服を着てその上に作業着を重ね着したりして、暑くなれば皆脱いでシャツ1枚になったり自由自在だが、暑くなると北の国に行く我が輩達にはそんな芸当は出来ない。

あまり暑いのでピー子さんと2人(2羽)で、ご主人様夫妻が子供の頃からよく遊びに行った四村川に行って見ることにした。

川をどんどん遡って行くと、清流に釣り糸を垂れる若人達を数多く目にする。人間様の手紙などに書くと、『四村川の 清流にも 太公望至る処 君 羨望する勿れ』と言ったところか…

所詮、我が輩には関係の無いことだが。

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 このお話は、私が最近知り合った本宮町に在住の正和さんという方の創作童話です。
 正和さんの許可を得て、こちらに転載させていただくこととなりました。
 今回のお話は、正和さんがお住まいの皆地(みなち)を舞台にした物語です。

 皆地には皆地生き物ふれあいの里があります。
 皆地いきものふれあいの里では、約20ヘクタールの敷地のなかに「ふけ田」と呼ばれる湿田や森林があり、約600種類もの動植物を観察することができるそうです。観察室、標本展示室を備えた「皆地いきものふれあいセンター」も併設。駐車場あり、入場無料。

和歌山県田辺市本宮町皆地の観光名所

(てつ)

2009.6.24 UP

 

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