◆ 熊野古道「伊勢路：馬越峠（まごせとうげ）コース」
紀北町と尾鷲市の境に位置する馬越峠（まごせとうげ）。約2kmにわたって美しい石畳道が続きます。
『西国三十三所名所図会』には、
峠の上下一里、坂路すべて敷石にして、頗る険しく難所なり。峠に地蔵堂ありて、前に茶屋一軒あり
とあります。
途中に夜泣き地蔵や馬越一里塚があり、峠には幕末の俳人、可涼園桃乙（かりょうえんとういつ）の句碑が建ちます。可涼園桃乙が夜桜見物のときに詠んだ「夜は花の上に音あり山の水」を弟子が句碑にして嘉永7年（1854年）に建てたとされています。
峠から古道を外れて尾根道を30分ほど行くと天狗倉山（てんぐらさん、標高522m）山頂に至ります。360度眺望が広がります。
峠を下った馬越公園は桜の名所です。
なお右のコースタイムの所要時間には休憩時間・見学時間・参拝時間などは含んでおりませんので、その点はご注意ください。
熊野古道「伊勢路：馬越峠コース（相賀駅 → 尾鷲駅）」
● 相賀駅 → 馬越峠 → 尾鷲駅（約２時間30分コース）
相賀駅 → 鷲毛バス停 → 馬越峠 → 馬越公園 → 北川橋 → 尾鷲駅
※アクセス
名古屋駅からJR紀勢本線、特急にて紀伊長島駅下車。普通新宮行きに乗り換えて相賀駅下車。 鷲毛バス停までは徒歩40分、バスなら５分。
｜東紀州の宿泊施設｜
◆ 参考文献
観光案内所などに置かれている熊野古道のガイドマップ
宇江敏勝監修『熊野古道を歩く (歩く旅シリーズ)』山と渓谷社
| 熊野古道：伊勢路 馬越峠コース コースタイム |
| (約6.5km；約2時間30分) |
・相賀駅 東紀州での宿泊については、 |
| ■「伊勢路」レポートのあるサイト ● Shimotsuma's Homepage ◎「熊野古道・伊勢路、大辺路」見聞記録 |
|
|
amazonのおすすめ
（てつ）
2008.12.16 UP