■ 熊野の観光名所 | ||||||||||||
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◆ 熊野古道「伊勢路:八鬼山(やきやま)越えコース」 |
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西国一の難所八鬼山(やきやま、標高627m)。 尾鷲節歌碑に刻まれているのは、「ままになるなら あの八鬼山を鍬でならして通わせる」。八鬼山を挟んでの若い男女の悲恋にまつわる一節です。 見事な石畳の道。八鬼山のある尾鷲市は非常に雨の多い地域で(年間降水量は4,000mm以上!)、土砂の流出、道の流失を防ぐために江戸時代初期、紀州藩により石畳道が敷設されました。 『西国三十三所名所図会』には、
とあります。 駕籠立場(かごたてば)は、紀州藩主や巡検使が通行するとき、駕籠を止めて休憩した場所。十五町石の石仏を祀っています。八鬼山越えコースで最初に出会う町石がこの十五町の石仏。 麓の矢浜(やのはま)から八鬼山三木峠までの50町(1町は約109m)に、1町ごとに町数を刻んだ石仏が置かれていましたが、現存するのは34体。石仏に導かれるように登っていきます。 越後の商人、鈴木牧之(すずきぼくし、1770年〜1842年。雪を主題とした随筆『北越雪譜』で知られる文人でもある)が残した吟行記「西遊記神都詣西国巡礼」には、
とあります。 三木峠からの下りは明治道と江戸道があり、江戸道側にある「さくらの森エリア」からは熊野灘を一望できます。 なお右のコースタイムの所要時間には休憩時間・見学時間・参拝時間などは含んでおりませんので、その点はご注意ください。 熊野古道「伊勢路:八鬼山越えコース(向井バス停 → 三木里駅)」● 向井バス停 → 三木峠 → 三木里駅(約4時間コース) 向井バス停 → 尾鷲節歌碑 → 登り口 → 駕篭立場 → 九木峠 → 三木峠 → 明治・江戸道合流点 → 名柄一里塚 → 三木里駅 ※アクセス |東紀州の宿泊施設| ◆ 参考文献
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(てつ) 2008.12.17 UP
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