■ 熊野参詣記 |
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◆ 『熊野道中記』(現代語訳7)新宮〜浜の宮 |
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『南紀徳川史』に収められている「熊野道中記」。
これは誤記かもと思う箇所は訂正しています。また訳せなかった箇所などもあります。お気づきの点などございましたら、ぜひご教示ください。ご教示を受けながら徐々によい訳文にしていきたいと考えています。メールフォームはこちら。 原文をお読みになりたい方はこちら(外部リンク)。
新宮より 三輪崎まで1里半 イに1里新の山御旅所 本社の西北5町ばかりにある。
新の山御旅所 本社の西北5町ばかりにある。 飛鳥社 新宮町はずれより10町余り上、熊野村にある事解男命を祭る。 徐福社 飛鳥社の境内。イに明日木という。里の人はたまの木という。 宮戸社 飛鳥より2町ほど、脇川辺にある。俗に蓬莱山という。 頭八咫祠 新宮城の要害の藪の中にある。 牛鼻神祠 新宮川の向かいにある。本社より8町。
行家の家地 宮戸より浜の王子への道の左。 玉の井橋 同じ道筋にある。 浜王子社 宮戸社より10町ばかり。 神倉 新宮の鳥居より15町。 続古今 熊野に詣て侍ける時かんくらにて太政大臣一位
イに神倉山申の刻より登らない所である。右に庚申堂ある。 水伝磯 新宮川の下にある。浦人は水つき磯という。 三輪崎より 宇久井まで半里 イに1里万葉 三輪の崎あり磯も見へず波たちぬいづこゆ行かんよき道はなしに
夫木 三輪崎夕汐させばむら千鳥佐野のわたりに声うつるなり
御手洗 三輪崎より5町ほど前。坂の峠の道の左の海辺。 上野明神 三輪崎浦入口より前。道の右の山手。 鈴島 孔子島 荒坂山 佐野山 三輪崎村より佐野村へ付いている道の右の山である。
佐野の岡 三輪村はずれより右の山の原をいう。
玉葉 秋風の寒きあしたに佐野の岡こゆらん君にきぬかさましを
佐野村 佐野の松原 佐野村往還の左右にある。 夫木 駒なつむさのゝ朝けに見渡せは松原遠く降れる白雪 隆輔
拾遺愚草 冬の日をあられふりはへ朝たては浪に波こすさのゝ月影
王子 佐野村の松原はずれ道の右。 高根の松 宇久井村より1町ほど前。 大夫松 宇久井村より1町ほど前、道の右。 目覚山 同村より前左の方、海中にある。相伝える文覚の歌に
鳴耶浜 同村領大公事坂左の浜をいう。
宇久井より 浜宮まで1里半 イに1里小ぐし坂は下りが険しい。 太地崎 大公事坂崎より左の方に遠く見える。 赤色浜 同坂より10町ほど先の道の左の海浜をいう。 丹敷浦 赤色浜と同じ所の海辺をいう。 山成島 大公事坂より濱の宮村への道より左に遠く見ゆ
大勝浦 同じ辺 綱切島 同じ辺 お気づきの点などございましたら、ぜひご指摘ください。メールフォームはこちら。 (てつ) 2011.2.23 UP ◆ 参考サイト
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